菊井理事長

護良親王と菊之井の検証

大塔宮護良親王と菊之井の検証    

           2013年2月11日

                                   菊井一之 記


 700年前の菊之井という女は、どこのどんな女性で、どのような事をしたのか気になり、調査することにした。

まず菊之井を最初に知ったのは青木カズノ女医が発見した古文書によるものである。


 青木先生は女医でありながら、チャネリングのできる方で、しばしば、自己催眠状態になり

別の次元の人々と、コミュニケーションをとり、その指示により昭和49年(1974)に発見されたその古文書は

少し破損して居て、前半の文章がない。

残った文書は、漢文で書いてあり。


 上岡一雄著の「大塔宮子孫伝説秘話」に詳しく解説してある

要約すると、菊姫という高貴な女性がおり、護良親王の寵愛を受けて妊娠をした。

竹原八郎入道近くの館であり、自分の娘を親王の妃にしたいと考えていた竹原八郎にとって

菊姫は邪魔な存在であり、殺害を考えるに至った

身の危険を感じた菊姫は従者と共に逃げ帰り、栃原の大塔山光圓寺に隠れた、

光圓寺では、全力を尽くして姫をかくまい、姫は男子を無事出産し、その子孫が永々と今日まで連綿として続いている。


 その子は「幸寿丸」と言い長じて大塔宮二品親王の品親の二字をとり「土肥藤左衛門親品」となり

其の後、菊井と改め「菊井親左衛門」として江戸末期まで、代々世襲され現在にいたる、

ちなみに、私の父の名は「菊井親品」であり何かありを感じる。


 スピリチュアルはにわかに、信じがたいのだが、霊を信じてチャネリングのできる人は小説家だ、

歴史研究家は言葉は悪いが、嘘は書かない、実際に物事を調べ上げ、

仮説を立て,証明しているのが歴史研究家である。


 小説家はチャネリングでものを書くが、作り話ばかりではなく本当のこともある、

古文書の見つかったのもよい例である。

あまり本当のことになると、{この物語はフイックションです。実在の人物・団体とは関係ありません}と逃げる。


 菊之井は梅谷百著の小説「キミノ名ヲ」の中に出てくる、桜井千鶴子の姿によく似ている

タイムリップして十津川の竹原八郎や戸野兵衛との係わりが、

大塔宮と恋仲になる様子など菊姫と大塔宮を見ているようである。


 菊之井は幕末をたくましく生きたNHKの大河ドラマ「八重の桜」に出てくる八重にも似たところがあって共感できる。

時代は500年ほど後であるが、同じ幕末をたくましく生きたのには変わりはない。

八重は砲術を極めスペンサー銃をもって、のちに「幕末のジャンヌダルク」と言われるほどまでに、活躍した。


 菊之井にも八重にも負けない、忍者か間者の様な活躍が有った。

それは、上野凌弘著「成吉思汗=義経伝説の謎」新人物往来社刊の中に出てくる。


 その著書の中に、10ページ余にわたり詳しく書かれている。たとえば、

「五条の宇野が、妹 菊の井をつれて黒木御所に現れたのは、山桜の季節になっていた。」

と言う一文がある。

菊之井は宇野氏の妹になっている、と言うことは、宇野家と菊井家は親戚関係と言うことになる、にわかに信じがたい。


 宇野家は五條の近くの、宇野城の城主で親王派の豪族であることは太平記にも出てくる 

下市の光圓寺の創建は建暦一年(1212年)開基住職が草庵を開き、

宇野城の宇野七郎有治が出家し僧名を聖空法眼とした、これは寺史にもある事実である。

大塔宮がおとずれる、100年前から光圓寺は存在している。


 菊之井の働きは・・・

「菊之井が進み出た。彼女は単身六波羅のほとりに店働きをしながら探っていたのだ。」とか

「菊之井は京におり、渋皮のぬけた立居振舞があって、滋子や呉羽の礼儀作法も見る。宮の従者が出払う時は、

戸野兵衛も、竹原八郎も、紀州、伊勢、に潜行して、宮の陣営に引き入れ工作に従った。」

また、

「宮は言った『菊之井は、かよわい女の身で働く同志の一人じゃ。今度は楠木正行の情報を持ってきた。

昨年取られた赤坂城は、鎌倉の補修が出来たらしく,正成はいつ頃奇襲して取り戻そうかという------

もはや、黒木御所にかくれておる時ではなくなったのじゃ・・』

と言って,菊之井も、一緒に赤坂城を取り戻しに参戦する。


 ここの所は、拓殖ミズキ作画、梅谷 百原作、の「キミノ名ヲ」3のコミックのクライマックスの1シーンです。


 このように、菊之井は大塔宮の同志の一員として、大活躍しているのです。

上野凌弘先生は源氏鶏太氏もみとめる、ネチャリングの出来る人物で、霊魂を発見する超能力の持ち主だと信じている。

この本には、菊之井のほか義経の孫、すなわち成吉思汗の孫なども出てくる、

結城九郎宗弘をクローとして飛び回っている、まさに、ネチャリングの本領発揮である。

最後には霊として義経本人も出てくる。

私などは、付いていけない・・・・・・・


 上野凌弘著の「闇の古代史-ヒの民の誕生-第2章 大塔の宮終焉の地」には、

大塔の宮は、鎌倉で殺されたのは身代わりで、生き延び、信貴山で生涯をおえたとされている。

青木先生や上野凌弘の現在組に、次元の異なる、インドの仏陀・タゴール・日本の兼好法師・主人公の大塔の宮さま・

南の方・北畠親子・南宋の美麗・十津川の呉羽・百八人の家臣・三蔵法師・名張の君・後村上帝・北畠親房・阿野廉子・

高師直・足利尊氏その時代の有名な人全員が出てくる。


 そしてダットサンやベンツに乗って走り回り、船にのって空を飛んだりする、

いつの間にか、青木先生は滋子姫に成って居た?

大塔の宮は、聖徳太子の生まれ変わりだと言ったり・・・・・

もう、劇画の世界である・・・・・

ネパールやヒマラヤからエジプトまで出てきたので、本を置いた、

もうとても、ネチャリングの世界には私は付いていけない、眉毛に唾してみたが、ダメだった、


 一般人は物を考える・・調べる・・想像する・・夢を見る・・科学者は夢を見て新発見をするが

チャネリングの出来る人はその上に妄想状態に成って異次元の人が見えて話ができ

創造してものを言ったり、書いたりしている。

引き出しが沢山あってそこから言葉を引出し、口からでまかせ、言いたい放題の所が見える。

 

 脱線したが、元へ戻そう、

菊之井は、まとめると、豪族宇野城のおしとやかな姫君であったが、

裁縫の得意な母上から裁縫を習い、教育熱心な父からは学問を、武芸の優れた兄からは刀術を習い、

女だてらに文武両道すぐれていた。

そのうち抜擢されて、栃原の光圓寺に上がり、笠置城から落ちてきた、

大塔宮の身の回りのお世話をしながら一行の面倒をみていた。

また単身、京の六波羅へ行き店働きをしながら、スパイの様な事をしたり、

千早城へ行き楠木正行の書状をあずかり、十津川黒木御所の、大塔宮に届けたりして同志のために大いに働いた。

また、大塔宮の書いた、令旨や書状を、各地の豪族や武家の屋敷に届ける役目もしていた、

主に近場の播州の赤松館や丹波の太山寺宗徒あたりに出かけていた。


 京に居た時には、渋川のむけた立ち振る舞いがあって、滋子姫や呉羽姫の礼儀作法をみて教育係もしていた。

鎌倉軍にとられていた赤坂城を取り返す奇襲作戦にも、楠木一族とともに、参戦して、

果敢に戦い、見事取り戻しに、成功した。


 菊之井がかくも身軽に行動できたのは、副業で、そのころから、和漢薬の商いもしていて、

牛の背中に大きな薬箱を振り分け荷物にして、全国各地を(大和の薬売り)として、飛び回っていた。

主に、陀羅尼助<だらにすけ>や救心丸、正露丸など、薬草を煎じたり、煮詰めたりして、

竹の皮に流し板チョコの様にして、適当に折り砕き服用した。

現在でも、陀羅尼助は、腹痛の特効薬として、丸薬になり飲みやすくして、吉野地方では販売されている。


 薬業者は、薬箱がパスポート(通行手形)で、関所も通行しやすかった、そのころ男子は、

山伏に変装し関所を通行していた。

大塔宮達も移動のときは、必ず山伏姿に扮し行動した。


 そのうち、大塔宮と、恋愛関係になり、宮の御子を宿したが、滋子の父竹原入道の知るところとなり、

娘の滋子も妊娠していたので、入道は自分の子を皇子にしたくなり、菊之井を殺害せんとした、

それを察知した、菊之井はお供と一緒に故郷の栃原へ逃げ帰った。


 月日がたち、男子を出生しその子の名を、幸寿丸とし、長じて大塔宮二品親王の品親の二字を頂き、

土肥藤左衛門親品とし代々世襲した。

このことは、世間には江戸中期まで、隠し通してきたが

天保8年(1830)3月10日光圓寺17代住職了端法師が、書面に書きとどめた。


 そのあと、菊井親左衛門と改め、江戸末期戸籍の出来るまで代々世襲してきた、

現在24.5代目である。隠し通してきたので、今があるので、南北朝時代に世に出ておれば、自分は居ない。

大塔宮も、鎌倉で身代わりを立て、信貴山に来て、身を隠し通したので、天寿を全うされたのだ。

了端法師の古文書は先にも書いたが、王寺町の女医青木先生が、チャネリングの力で、

下市の民家の仏壇の裏から、発見されたのだ。

その古文書は現在光圓寺に大塔宮から授かった 打ち敷き と一緒に、預けてある。


 このように、菊之井と大塔宮を検証してみたが、自分は、スピリチュアルやチャネリングが出来ないので、

先人の資料のパクリと想像で、ちょっと格好良く書きすぎたかも知れないが・・・

菊之井は以上のような女性であったと考察する。




参考文献

 寶青院紀           青木カズノ 山地悠一郎 編集

大塔宮子孫伝説秘話       上岡一雄 著

 成吉思汗=義経伝説の謎            上野凌弘 著

 闇の古代史―ヒの民の誕生―       上野凌弘 著

 キミノ名ヲ1・2・3                    梅谷百 著 柘植ミズキ 作画